事故の二次障害 めまい・耳鳴り・吐き気
- 事故後、頭痛、めまい、吐き気がしている
- 手先にしびれを感じる
- 首以外にも背中から肩にかけてだるい
- 雨の日になると、身体がズキズキ痛む
- 夜、不調で辛くて眠れない
交通事故後に、憶えのない不調に悩まされる理由
交通事故に遭うと、怪我や骨折、むち打ちの首の痛みだけでなく、めまい、吐き気、耳鳴り、頭痛といった症状に見舞われることがあります。
そして、その不調は事故後すぐではなく数日後、二週間後、一カ月後にやってくることもあります。雨の日や曇りの日、気圧の変化が大きい日に、首周りの筋肉が緊張したり、全身の血流の流れが悪くなることから、上記の症状が出現しやすくなります。
ひどい方は一日中頭痛がして、日常生活をこなすことが困難な方もいらっしゃいます。
事故による頸椎の神経圧迫による血行不良、自律神経のバランスの崩れ、脳脊髄液が漏れることによる痛みなどの原因が考えられます。
事故の衝撃は、身体の神経や脊髄を損傷したり圧迫されたり、また骨の変形やズレなど、通常の体のバランスの状態から大きく外れてしまった状態です。
交通事故の怪我は目に見える痛みだけでなく、このような身体の損傷や歪みにより神経症状に悩まれることが起こりえます。
身体の歪みによる不調
事故での突然引っ張られる衝撃により、首を中心に体の筋肉が緊張してしまったり、血行不良、歪んでしまうことにより、首の重だるさと一緒に頭痛が多くなってきます。
他にも、自律神経が通る背中周りの歪みからは、動悸、息切れ、胃痛、手足のしびれ、下痢、便秘、不眠などが起こってきます。
脳に関する不調
事故の衝撃で「頭を強く打った」という場合は、筋肉や神経圧迫による頭痛や吐き気でない場合がありますので注意が必要です。
その頭痛が、脳震盪、脳出血などが起きていないか調べる必要があります。
靭帯、神経、筋膜等の損傷による不調
首や肩周りの痛みから始まり、ひどい方は脊髄損傷から吐き気、耳鳴りなども起こります。
他にも、症状が重たいと単純な痛みだけでなく、手足のしびれが起きてくる場合もあります。
二次障害が起きる人と起きない人の違い
交通事故後にこのような深刻な不調が起きるか起きないかは、事故の程度やその人の身体によって変わってきます。
強く頭痛の症状がでる方全くでない方、人によって体の癖や状態は違いますので、全く同じ治療が同じ症状の人に効くというわけではありません。
自分はどの部分が強く痛んだり、炎症を起こしているのか、どのような不調があるのかしっかり把握することが大切です。
交通事故後の二次障害を解消するには
めまい、頭痛、吐き気などといった不調は、痛み止めで対処できることもあります。
しかし、事故による身体の歪みや損傷があった場合、専用の機器やリハビリ(理学療法や柔整マッサージ)で改善に導くことも可能です。
ご自身がどの部分の損傷による痛みや不調を抱えているのか、しっかり把握してから治療に臨みましょう。