むち打ち症ってなに?

  • 事故後、首がズキズキと痛む
  • 首から肩にかけての筋が痛む
  • レントゲンでは何も異常はみつからなかった
  • 首も痛いが、全身がだるくなっている
  • 事故後、数日してから痛んできた

むち打ちの症状とは

写真「むち打ち」というのは、本来「頸椎捻挫」と呼ばれ、事故の衝突や急ブレーキによる大きな衝撃で首がムチのようにしなった状態のことをいいます。
人間の頭は5kg程度と重く、事故の衝撃で重たい頭が引っ張られて首を傷つけてしまった状態が交通事故の怪我で8割を占めていると言われています。

むち打ちは筋肉や神経や靭帯の損傷のため見た目では判断できませんし、骨折ではないのでレントゲンにも映りません。

「ただ首が痛い」というだけでなく、めまい、吐き気、倦怠感など、神経症状も出てきたり、むち打ちにもいくつか種類があります。
むち打ちの8割は「頸椎捻挫型」と呼ばれる寝違いのような痛みが多いですが、他にもバレ・リュー型、神経根症状型、脳脊髄液減少型などと呼ばれる痛み以外の辛い不調がございます。

首周りには自律神経や重要な神経が通っているため、見た目では何ともないため周りに理解されづらいような不調に悩まされてしまいます。

頸椎捻挫型

「むち打ち」と診断された8割の人にこの症状が多く当てはまります。首周りが痛み、重だるさがあります。
首用のコルセットを巻いたり首に負担をかけず安静にしましょう。炎症がありますので、無理に首を動かしたり直接揉んだり触ったりしてはいけません。

バレ・リュー型

首の神経を痛めてしまった症状です。頸椎捻挫型と比べて、事故後2日~2週間、一か月後などに症状が出てきます。
吐き気、めまい、頭痛、不眠など、自律神経の乱れによる不調が多くなります。
内臓にも影響してくるため、倦怠感、だるい、無気力などといった不調を抱える方も多くなってきます。

神経根症状型

背中から首まで真直ぐに伸びる脊髄の神経が事故の衝撃により圧迫、引っ張られることで、しびれ、知覚障害、筋力の低下などが起こります。

脳脊髄液減少型

強い衝撃で硬膜から髄液がもれだしたことによる症状で、事故の怪我としては稀な症状です。
交通事故やスポーツ、日常で転倒などが原因で起こるとされています。吐き気、めまい、耳鳴り、うつ状態などの不調で悩まされます。

むち打ち症かどうかを見極める方法

外観写真相模原市にある 星が丘整形外科リハビリテーションクリニックでは、 診察に加えMRIの機器を使い、むち打ち症かどうかを調べる手続きを行えます。
(当院でご予約後、専門機関での撮影となります)

また、処方箋、湿布、炎症を抑える機器、柔整マッサージや理学療法士によるリハビリなど、患者様のご希望によってご提供を行っております。
定期的に、むち打ち症がどれほど改善に向かっているか経過観察を行いながら治療を行います。

むち打ち症の治療期間

むち打ちの治療は、基本的に統計として治療に3カ月程度はかかると言われています。
※患者様の怪我の内容によって期間は前後します。

改善の状況が芳しくない場合は治療法を変更したり、より専門院へご紹介を行うことも可能です。